lovesweets’s blog

日々思うこと、通院記録、時々旅ログを綴ってます

奄美大島へ一人旅 / Solo journey to Amami Oshima - 2019 (1)

A Hibiscus flower blooming at Setouchi Sea Station
ハイビスカスの花(せとうち海の駅にて)
実は6月に奄美大島へ休暇を取って行ってきました。

奄美大島琉球の一部でもあるのでかなり沖縄寄りだけど、私にとっては初めての九州です。 準備万端で出発した、はずでしたが、成田の旅客ターミナルで免許証を忘れたことに気づきました! 今更取りに行くわけにもいかず、予約してあるレンタカーは諦めキャンセルの電話を入れました。 そしてなんと出発日の前日から梅雨入りしたとのこと。 青い空の下、青い海に沿って車ですいすい移動しって写真をバシャバシャ撮るぞっと思っていたやる気は梅雨の雨に流されることに。 今回はとにかくのんびりする旅にしよう、と潔く気持ちを切り替え、いざ島へ。

奄美に降り立つと、梅雨入りしたせいもあるのかかなりジメッと蒸し暑い空気。でも幸いなことに雨は降っていません。 レンタカーを借りれないので、急遽バスの旅です。 奄美のバス事情は何の下調べもしてこなかったから全く分からず、とりあえず空港にあった旅行ガイドを見ながら食べるところを求めてちょっと歩いてみることにしました 空港周辺は当然ですが、レンタカー屋さん以外何もありません。でも朗らかに鳴く鳥の声に癒されます。

Amami Airport
奄美空港

大通りを30分ほど歩いたでしょうか。後ろから来た軽の車がスピードを落として中から運転手のおばちゃんが声をかけてきました。 「どこ行くの??乗ってきな!おばちゃん乗せてってあげるよ。」と。 アヤマル岬に行きたいけど、その前に「まえだ屋」に行きたいと伝えたら、「まえだ屋?アヤマル岬はここから30分かかるよ。まえだ屋はすぐそこだけど。乗ってきな。」と言ってくれるので、好意に甘えて乗せてもらいました。まえだ屋までは車で2分くらいでした(笑)。 でもその2分間の間に、歩いてるの見て可哀想だからと思って、と話しているおばちゃんの暖かさに感激し、所さんのダーツの旅みたいじゃん!と、この出会いをもたらしてくれた免許証を忘れた出来事にさえ感謝したのでした。あとから、おばちゃんと一緒に写真撮っとけばよかった…と後悔。

まえだ屋は、何か食事ができるかと思ったのですが、「今日はアイスクリームしかやってないですけどいいですか?」とのことで、blue sea のアイスクリームを買って店内で食べながら休ませてもらいました。「梅雨入りしちゃったけど、雨が今日は降ってないからよかったですねー。」とお店の方が話しかけてくれて、梅雨入りした昨日は大雨でお客さんも可哀想でしたよ、と言ってました。ここでも、梅雨入りしちゃったけど、雨降ってない状況に「ありがたいことだ!」と前向きな感謝の念が湧き、なんだかとっても楽しくなってきた奄美の旅の始まりです。

info-amami.net

一休みしたところで、とにかく交通手段がとても限らているので、いったん空港に戻って無難にバスで今夜の宿の方面に向かうことに。この空港へ戻る道中でも、奄美らしい出来事が。小学生くらいの子供たちに何度かすれ違ったのですが、皆「こんにちは」と会釈してくれるのです!これも免許証を忘れずにいたら知ることのなかった奄美の一面です。

A scenery from the main street near Amami Airport
空港付近の大通りからの民家の風景

空港に戻ったものの宿の方面のバスもよくわからず、ちょうど来たバス(バスというかバン)の運転手のおじさんに助手席側の窓からのぞいて「ハートロック方面に行きますか?」と尋ねたら、「え?なに?」と聞かれもう1回「ハートロックの方面に行きますか?」と言ったら、「わからん、こっちきて地図見せてみな。」と言われ、言われるままに。どうもおじさんのバスは、方向が違うらしく、この後来るバスに乗るように教えてくれました。 待っている人の列に戻ると、先に待っていた女性が飴をくれ、おじさんは自分のバスが出発するときにOKサインをくれたりと、なんだか皆がフレンドリーすぎてジーンとしました!

名瀬の市街地に向かうバスが来たので、やれやれと、これに乗りました。さきほどのバスのおじちゃんがハートロックを知らなかったので、若干不安な面持ちで「ハートロックに行きたいんですけど」と運転手さんに伝えたら、「赤尾木で降りてください」と、事務的にとってもすんなり返ってきたので、安心したとともにすんなりすぎてちょっと拍子抜けもしました(笑)。

www.amami-tourism.org

空港の案内所で集めた観光情報誌を見ながら、「赤尾木」のバス停を気にしていると、運転手さんが一つ手前のバス停で、ハートロック行くなら赤尾木よりこっちの方が多分近いよ、下へ下る道があるから降りてきな」と親切に降ろしてくれました。教えられたまま、下へ降りていくと、曇ってはいるものの気持ちのいい海の景色が広がります。

The seacoast around Akaogi, Amami Oshima where you may find a heart shaped rock on the beach
奄美大島、赤尾木辺りの海岸

ハートロックは満潮干潮の関係で残念ながら見ることができませんでしたが、気持ちの良い海岸でした。 先ほど降りてきたところからは少し離れてしまい、通りに出る道らしきものがあるのですが、果たしてここは進んでしまっていいのだろうか?という雰囲気の入り口です。私はこういうの大好きな性分なので、もちろん突き進んでいきました!

A path in the thick brush
鬱蒼とした小道

a thick bunch of trees
鬱蒼さはますます増していきます

A luxuriant jungle!
ジャングルです!

マイナスイオンたっぷりの、まさにジャングルの中を通り抜け、無事に歩道へ。ジャングルは楽しかったけど、ほっと一安心。

A sign of the heart rock on the main street
ハートロック入り口の看板のある大通り

チェックインするにはまだ早いので、ちょっと遠回りして寄り道しました。 営業中でしたが、店内の椅子がテーブルの上に置かれていたので、外のテラスで。 マンゴーとミルクのジェラート美味しかったです。海岸やジャングルを歩いた後だったので、あっという間に平らげました。

Mango and milk gelato at La Fonte in Amami
La Fonteのマンゴーとミルクのジェラート

info-amami.net

この日の宿「うふた」はLa Fonteのある通り沿いです。いい時間になったので宿へ向かいチェックイン。

"Ufuta" the accommodation for the 1st night of my stay in Amami
1日目の宿泊先「うふた」入り口


ハートロックの近く


清潔感があってちょっとおしゃれな雰囲気のお部屋♪

A fancy room with two beds
お洒落な感じの2人部屋(ベッドメイキングは1人分のみ)

お昼を食べそこなったので、晩御飯はちゃんと食べるぞー!と色々リサーチを重ねて最終的に決めた「サードプレイス」という居酒屋さん(?)へ向かいました。途中に商店があったので、明日の朝ご飯用にあんパンを買っておきました(笑)。 このサードプレイス、スマホのマップをナビに歩いて行ったのですが、途中何にもない山道に入り、若干不安になりましたがナビ案内を信じて進みとちゃんと着きますw

Inside of the 3rd Place, a local tavern in Tatsugo town
サードプレイスの店内

ご夫婦で切り盛りしているお店で、この日は予約の団体のお客さんがいて忙しそうでした。私はカウンターの空いてる席に座りました。カウンターにも先客がいて、お店のご夫婦のお知り合いの方たちのようでカウンター越しにお話ししてました。 何にするか聞かれたのですが、「お肉以外の物なら何でもいいです!あとビールを」とだけ注文したら次から次へと美味しい料理が出てきました!↓↓↓

A vinegared dish, boiled strombus luhuanus, and sliced raw fishes!
酢の物、「トビンニャ」と呼ばれる貝、お刺身!

Fried banded blue-sprat
きびなごの唐揚げ!

わー幸せ!と思っちゃうほど、本当にどれも美味しかったです! 忙しいながらも、1人で食べてる私に気を遣い話しかけてくれたり、食べ物出すタイミングを見計らってくれたりと細やかな配慮がとてもうれしい限りでした。 そういえば、すれ違う子供たちが挨拶してくれる話をしたら、奄美ではそのように学校で子供たちに教えているとのことでした。知らない人でも挨拶しましょう、と。素晴らしいですねー!東京ではこんなこと1度もお目にかかったことないです。

カウンターにいたお知り合いのお客様も話しかけてくださり、ほんとに素晴らしく楽しい時間を過ごさせていただきましたー✨しかも帰りは、大丈夫です、と言ったんですけど、夜はハブが危険だから、と車で宿まで送っていただき、ホント恐縮してしまうほどです。また行きたいなー。

tabelog.com

色々ありましたが楽しかった1日目が終わり就寝。